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坂田 周大
 
 
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心に響くといいましょうか、
きちんと届くといいましょうか、
生きた言葉を話し続けたいです。

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追悼 石井桃子さん (2008/04/07)  
石井桃子さんといえば、私にとっては「うさこちゃん」シリーズの訳者だ。
そう、うさこちゃん。ミッフィーではないのだ。

「うさこちゃん」本来の名前は「ナインチェ・プラウス」
原作の絵本はディック・ブルーナがオランダ語で書いたものだ。
直訳すると、「ふわふわのうさぎちゃん」といったところか。
今や世間では「ミッフィー」という名前が浸透しているようだが、
これは英語訳の際に名づけられたもので、オリジナルが持つ意味は持ち合わせていない。

「うさこちゃん」シリーズの魅力は、なんといっても
絵と言葉のシンプルさに尽きると思う。

たとえば「うさこちゃんとうみ」での、ふわふわさん(父!)のセリフ。
「きょうは さきゅうやかいのある おおきなうみにいくんだよ。いきたいひとだあれ」だ!「連れて行ってやろう」とか「一緒に行こう」なんて言わないんだね。
あくまで幼児の主体性を尊重している。
教育観が表れるそんな作品は、細心の注意を払って訳さなくてはいけません。
だから「うさこちゃん」という和訳がいいと思うのです。

訃報に接して、何年ぶりかで本棚から最初の4冊を子供たちに読みました。
いしいももこさんがしんでしまったことも あわせて話しながら。
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